剥製はどうだろう?

自然の力

自然の力の体験者の動画で
ペットの骨を家に置いておくのは
よくないとおっしゃっていた。

そういえば、うちにはセキセイインコと
オカメインコの剥製がある。
セキセイインコは、子供の頃飼っていて
死んだので剥製にしたのだ。

オカメインコは、妹が大人になって
一人暮らしを始めてから飼ったものだ。
死んだので、やはり剥製にした。

セキセイインコが死んだ当時、
私は中学生、妹は小学生。
私は、剥製に反対した。
やはり亡くなったら土に返すべきだと思った。

しかし、妹は土に埋めたら腐る。
大切なインコが腐ってしまうのは
どうしてもイヤだと言った。

結局、母が知り合いに頼んである業者に
お願いして剥製にしてもらった。
セキセイインコは、1500円で買ったが、
剝製代は15000円だった。
剥製代の方が高くて複雑な気持ちになったのを
覚えている。

オカメインコは、すでに成人になった妹が
どこかに頼んで剥製にしたのだった。

私は母がインコを剝製にしたことで、私より
妹の意見を尊重したのが何よりショックだった。
私は、泣いた。
土に埋めず剥製にするなんてむごいと思った。
鑑賞するためなんて人間のエゴだ。

すると父が泣く私を怒鳴った。
お前の気持ちもわかるが、
そんなことで泣くなと言った。

こういうことがあって、積もり積もって
父と妹を呪いの業者に頼んだのだ。

今でも父と妹と離れたいと思っている。
せっかく小川先生に浄化していただいたのに。

剥製も自然の法則からずれているだろう。
今さら剥製を土にうめようとは思わない。
これからも大切にしていくが、うちがなかなか
繁栄しないのは、この剥製の影響も受けている
からかもしれない。

土に埋めないでほしいとあれほど言っていた
妹は、今では剥製には関心がないようだ。
2羽のインコの剥製が入っている人形ケース
に防虫剤を入れ水をいれたコップを置くのは
もっぱら私である。

剥製に反対した私は、インコの剥製を今でも
大切にしている。

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